2017年11月19日 (日)

咆:ほえる

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「咆」:ホウ、ほえる。 ほえるには、「吠える」犬の口からワンワン

とほえる様子がぴたりの漢字がありますが、この「口を包む」が、

なぜ「ほえる」のでしょう?。漢字源には「まるく包んだ口から含み

声でほえる姿」をあらわすそうです。『咆哮ホウコウ・咆吼ホウコウ』は、

犬や狼、虎やライオン、猛獣がほえる、猛り吼える様子を表す熟

語ですね。よく似た漢字に、鉄砲:てっぽうの「砲ホウ:いしゆみ」が

あります。こちらは石を包んでバネ仕掛けで飛ばす武器を表す漢

字だそうです。

2017年11月12日 (日)

袍:わたいれ

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「袍」:ホウ、わたいれ。 「衤:衣+包ツツム」外から包むように着る

上着。黄袍コウホウ:天子が着る黄色の上着。青袍セイホウ:官吏、身

分の低い者の上着のこと。さて、急に寒い風が吹き、コートが欲し

くなりました。外出で困るのが、「ホット下着」で安心してると、空調

の効いた店内では暑くて大汗をかき、風邪を引く・・・!。ような事

態になります。やはり、重ね着をし、着たり脱いだりしてコントロー

ルすることにしてます。昔は空調は無く、褞袍(オンポウ・どてら)を

着て炬燵に入って、焼き芋食べて寒さを防いでいました…ね。

2017年11月 5日 (日)

包:つつむ

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「包」:ホウ、つつみ、つつむ。 包みの中の字、己(キ・おのれ)

は元は巳(ミ:胎児)をつつみ、身ごもる様子を描いた漢字だそ

うです。当用漢字で己になったそうです。つつむ、物を中に隠し

て包み込む、包含、包括、包容、包装、包帯などの熟語、又こ

の包を含む漢字には、同胞、抱える泡、など沢山ありますが、

全体に柔らかで優しいイメージです。ドラマなどで「包み隠さず

申せ!」と言う台詞がありますが、近頃いろいろ隠し事が多い

ようです・・・ネ。

2017年10月29日 (日)

爍:シャク

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「爍」:シャク、とかす。 「火が楽しい」珍しい漢字ですね。時々こう

いう不可解な漢字に出合って、字源を探る楽しさもあります。あか

あかともえる火、ぎらぎら光るようす。金属を熱してとける、とかす

ようすを表す漢字だそうです。で「火+樂」は音符(音を借りる)だ

と言うのですが、楽は「ガク、ラク」なので、シャクとは読めません。

「爍熱シャクネツ」かっかと熱い、金属も溶かす「爍金シャクキン」、ぐつぐ

つ溶ける様子を想像すれば、いくらかイメージできます・・・。「灼爍

シャクシャク」なまめかしく、あでやかなようすを言う熟語もあります。

2017年10月22日 (日)

「灸」:やいと

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「灸」:キュウ、やいと。「お灸」は「もぐさ」を「つぼ」において

火をつけ、その熱で痛み、疲れ、病気を治す治療法です。が、「灸を

据える」と言うのは、人をきつく叱る、罰を与えることも云います。

「灸」は「久+火」と書き、久(ながくつづく)火を表し、山形に積

んだもぐさの先端に火をつけ、じっくり燃えて、じわじわと熱さが身

体に伝わってゆく様子を表す漢字だそうで、バシッと効くので無く、

じわじわと効いてくる、叱り方を云うわけですね。最近の灸療法は

「温灸」で、いきなり灸を据えないで、間に枇杷の葉などを入れて灸

を据えるようです。叱り方も「温灸法?」になってるようですネ。

 

2017年10月15日 (日)

焙:あぶる

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「焙」:ホウ、バイ、あぶる。 吾が家の生業は、父は「表具師」で、

母が「髪結い」でした。戦後親父は、抹茶の挽き臼四台を構えた

「お茶屋」を開業しました。「焙じ茶」も自動焙じ機を静岡から購入

香りの良い焙じ茶が、評判でした。昔は「焙烙ホウロク」(素焼きの

土鍋)がどの家にもあり、食べ物を炒ったり、蒸し焼きにするのは

よくありました。「焙」の右側(音ホウ・バン)は、、菩ホウ(まるいつ

ぼみ)とおなじで、まるく包むようにして、火にあぶる様子を描い

た漢字だそうです。さつまいもの輪切りを焙烙で焼いて、「ハフ・

ハフ」しながら食べたこと・・・懐かしいです。

2017年10月 8日 (日)

煌:あきらか

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「煌」;コウ、かがやく、あきらか。 「皇・天皇」の火、偉大で大きく

広がる火で、「煌煌コウコウ」とひかり、かがやく、または、光であか

るく、あきらかになる様子だそうです。「皇」上は白でなく自の略、

自は鼻→はじめで、「自はじめ+王」は、一番はじめの王のこと

だそうです。敦煌;地名、シルクロードの分岐点、。中国の歴史

文化の重要地域。輝煌は、それこそ光り輝く有様です。左の偏

が行人偏になると、「徨」は「彷徨ホウコウ」で、「皇(ひろく)行く」

ふらふらと、さまよい歩く様子となります。困ります・・・ネ。

2017年10月 1日 (日)

烽:のろし

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「烽」:ホウ、のろし。 山の峰に煙をあげて、遠くの味方に知ら

せる通信手段・・・、無線通信の始まりですね。よく似た漢字に

あう「逢アウ」があります。人が「出合う・出会う・出遭う・出逢う」、

と四つの熟語があり、それぞれ微妙に様子が違いますね。合

は、口にフタをする。会は、會の略字で多くの人が集まる。遭

は、雑然と予定なしに出くわす。逢は、お互いが歩いて峠(峰)

の頂点で出逢う。やはり「出逢う」が、山の烽を目指して歩み

寄る、親密で深いイメージを感じる、漢字に見えて来ますね。

2017年9月24日 (日)

焚:たく

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「焚」:フン、やく、たく。  「かきねの かきねの まがりかどたきび

だたきびだ おちばたき」、前のお宮の落ち葉が毎日ごみ袋一杯

づつ…。焚き火が出来た頃が懐かしいです。「林+火」林が燃え

る、と読めば、怖い漢字ですね。字源の頁には「焚舟フンシュウ」は

舟を焼いて戻らない必死の覚悟、「焚灼フンシャク」は火あぶりの刑、

「焚如フンジョ」は火事などと、厳しく恐い熟語が並んでいます。

「 さざんか さざんか さいた みち たき火だ たき火だ おちばたき

あたろうか あたろうよ しもやけおててが もうかゆい」良いですネ。

2017年9月17日 (日)

炭:すみ

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「炭」:タン、すみ。 「山+灰」で火山灰が思い浮かぶ漢

字です。が、「山+厂(崖がけ)+火」で、山の中から掘り

出した火の原料「石炭」を表す漢字だそうです。木で出来る

すみが「木炭」です。「炭素」「炭酸」「二酸化炭素」なぜ

「炭」の文字が使われているのか検索。carbonカーボンはラ

テン語のcarboカルボから。日本では江戸時代に「炭素」と

学者がつけたそうです。

 

炭は軽く思われていますが、炭素だけで出来たダイヤモンド

はけっこう高い価値が付いていますね。

 

 

 

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