「聘」ヘイ、とう。 「招聘ショウヘイ」は、贈り物をして、賢者を招くこと
を言う熟語で、聘の右の字「ヘイ」は、投げ出す、あたってみる意
味があり、耳をつけて、意向を聞く様子を表す漢字だそうです。
よく見ると「由(理由・いわれ)+巧(たくみ・じょうず)」と、読める字
で、言葉じょうずで、耳当たりのよい、「巧言令色コウゲンレイショク」の
四文字を思います。 「聘納ヘイノウ」は、今では見かけませんが、結
納をいれて、礼儀をつくして、正式に妻を迎えいれることです。。
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「聯」:レン、つらなる。 つぎつぎとつながる様子、二つ以上を並
べてくっつける。「聯合レンゴウ」「聯盟レンメイ」など、お互いが協力し
合うために、一つになることを言う熟語ですね。人々が、仲間とし
てつながる様子は、人間として喜ばしい関係です。が、この漢字
の元を知ると、人間の恐ろしさを思い知らされます。「聯」の右は
「糸」+「丱カン(突き通す)」と描き、敵の耳を切り取って、糸:ひも
でつないで、見せびらかす様子だったんです。恐いですネ。
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「聢」:しかと。 たしかに、はっきりと、「耳で定サダかに」聞いて決
めること(日本製漢字)だそうです。 現代語で「しかと」するは、そ
っぽを向いて、無視すること、仲間はずれにすることで、いじめの
ひとつですね。 語源は、花札の絵柄で、鹿がそっぽを向いて い
るものがあり、十月の札なので、『鹿十(しかとう)』と言うようです。
「聢」:しかとは、しっかり聞く態度ですから、いじめのシカトとは反
対の意味ですね。「定テイ」は家の中で正しく立つ様子ですって。
「聡」:ソウ、さとい。 右の字は「公の心」と書いて、入り口を開い
て「公開コウカイ」する様子、広い心で聞き入れ、物わかりの良い、
かしこい人を表す漢字ですね。旧字は「聰」と書きました。右の心
の上の部分は、「風通しの良い窓」のことで、やはり、通じが良く、
物分かりの良い心を、表す漢字だそうです。 聡明・聡朗・聡察な
ど、かしこくて頭が良く、物事に良く通じ、観察が鋭く、深い読み
のできる人を言い、今こそこうしたリーダーが求められますね。
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「聹」:ニョウ、ねい。 右の「寧ネイ」は、丁寧(念入りで、親切)、安
寧(安らかで平和)などの意を表す漢字ですね。 「宀(やね)+心
+皿+丁」は、家の中でテーブルの上に、食器を並べて、心をゆ
ったりさせる様子を描いた文字で、耳偏がついて、ゆったり、ゆっ
くり会話をしている、イメージを思い浮かべます。 「聴くこと」の大
切さ、難しさを、近頃痛感しています、会話をしながら、すぐ反応し
なくては…、どう、応えよう…。焦ってしまう自分がいます 。
「聲」:セイ、こえ。 当用漢字では、左上の「声」の部分だけで表
しますが、旧字は上の筆文字のように、味わいの深い漢字でし
た。「磬ケイ」が元の字で、「声」は、石の板をぶら下げて、棒で叩
いて音を出す楽器で、下の「石」の部分が「耳」になって、音を聞
く様子を表し、耳に届く「音や声(聲)」を言うようになったようです
。上の右半分の「没ボツ」は、しずむ、かくれる漢字の半分と同じ
ですが、声が耳の中にしずんで消える様子を感じさせますね。
「聟」:セイ、むこ。 我が家は娘二人で、それぞれ、長男さんに嫁
ぎ、二組の婿殿に恵まれています。会津と、新潟で「飲める口」で
す。「むこ」には、「婿・壻・聟」と三つの漢字がありますが。「胥ショ」
は、一疋二疋と数える漢字で、「耳が知る」「聟」の字が、親しみが
あって好ましいですね。 実は、孫が一人ずつ、どちらも「女の子」
で、聟殿達は、老輩と同じ、「息子」の味を知らない父親です。だか
ら、特にどう?と言うわけではありませんが……、知り合いです。
「職」:ショク、つかさ。 「職人」手で物を作り出す職業の人。老輩
の両親はその職人です。親父は「表具師」(掛け軸や屏風の表装
士)で、お袋さんは「髪結い」(美容師)でした。 職と同じ旁の文字
に、識・織・幟がありますね。「音+弋(目じるし)」で、区別、識別
旗印などを表す漢字です。最近は、こうした「手仕事を」嫌い、機
械化されて、名人芸が少なくなっています。「耳学問」と言われる
古老も、町内に見かけ無くなりました。寂しいことです、。
「聶」:ショウ、ささやく。 今朝は、耳が痒くなり、耳かきでかじって
みたら、耳垢が溜まっていて、ぽろぽろとこぼれました。 インフル
エンザで寝込んで居る間に、聴きだまりが出来たのでしょうか。
「聶」は、耳を三つ、寄せあってひそひそと、小声で話し合う様子
を描いた漢字ですが。子供達がしているのは、可愛らしい風景
でも、大人が、特に大の男の、ひそひそ話は見苦しいものです。
政治屋さんに、多く見られる、「見苦しき姿」の代表格ですね。
「聊」:リョウ、いささか。 卯:うさぎ+耳、長い耳を言う漢字でしょ
うか。それで「いささか」?。サザエさんの隣に住む小説家の先生
の名が「伊佐坂難物イササカナンブツ」さんですが、カツオ君は可愛が
られてますね。「いささか」は、とりあえず、一時しのぎ、今しばらく
、やり過ごすなど、あまり良い言葉ではなさそうですが。 うさぎの
耳は良く動いて、遠くの物音を聞き分けて、用心深い動物として、
愛玩されています。サザエさんも、寿命の長い漫画、好きです。
«聳:そばだつ
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